ゲイリー・レナード語録

ゲイリー講座のゆるゆるメモ

ゲイリー講座 (55) 何をする必要もない

【第55回】
The Lessons of the Holy Spirit, from ACIM Ch. 6, Section V
https://www.crowdcast.io/e/lessons-of-the-holy-spirit/1
2020/12/10(PDT)→JST 12/11 10-12時

 

何もしない≠何をする必要もない
32 ゲイリー:コースが「私は何をする必要もない(I need do nothing)」(T-18.VII)というとき忘れちゃいけないのは、何もするな、という意味ではなく、何もする「必要がない」ということ。「必要性(need)」というのが大事なところ。
「私は何をする必要もない」と書かれた箇所に続いて「何かをするには肉体が必要である(To do anything involves the body)」(T-18.VII.7)とある。ここまで読まないと全体が見えてこない。君が何をする必要もない理由は、君が肉体ではないからだ。そこに教えがある。
「コースは何もするなって言うから何もしません」っていう学習者がいるけど、それは要点を見失っている。ここでのレッスンは、何もしないってところではなく、君が肉体ではないってところだ。33 以前、シンディと一緒にカップルのための瞑想CDを作ったけど、学習者から反論メールが来た。「ゲイリー、何もしてはいけないって書いてあるでしょ!」と。(ええ、まあ、そうだね、じゃあ僕は死ねってことかい?笑)
コースが言ってるのは、何もするな、じゃなくて、何もする必要がないってことだ。それだけさ。

 

Jがほとんどの人に嫌われていた理由
1:04 ゲイリー:2000年前、全員がJを好きだったわけではない。Jには確かに信奉者がいたし、僕らのような弟子もいたし、マグダラのマリアや彼の家族もJを愛していたけれども、2000年前のほとんどの人々はJを嫌っていたんだ。なぜ人々がJを嫌っていたかはコースに説明がある。

「認識すべきことは、あなたが何らかの思考体系を共有しないときにはそれを弱めている、という点である。したがって、その思考体系を信じている者たちは、そのことを彼らに対する攻撃と知覚する。この理由は、誰もが自分自身を自分の思考体系と同一視するものであり、どの思考体系も、人が自分を何であると信じているかを基軸としてるからである。(T-6.V.B.1)」

1:05 つまり2000年前の人々はJの教えとは全く違うことを信じていた。彼らは旧約聖書を信じていたし、トーラ(ユダヤ律法)を信じていたし、十戒を信じていたし、その他の古い言い伝えなども信じていた。だがJはその多くを無視し、もっとシンプルな、愛と赦しだけを教えた。何があろうとも。それは多くの人々にとって恐ろしいことだったんだ。だから彼らはJを嫌った。ケン・ワプニックでさえ、あるとき「世界はイエスを嫌っていた」と言っていた。
1:06 全世界とは言わないけど、当時のほとんどの人々は、Jに興味はなかった。だがJの信奉者はJがどんな様子だったかを目撃した。彼らはJが示した手本を見た。彼が本当に愛であったという手本を。彼は愛について話しただけじゃない、本当に愛だったんだ。Jは愛と赦しの地点からきていた。彼ら(信奉者たち)はJがもはや人間ではなく、霊であるという事さえ感じ取ることができた。ちなみに、これは君についても同じことが言える。君は人間ではない。

 

本当の誕生日は12/25ではない
1:38 ゲイリー:ここでちょっとコメントからの質問を。「ゲイリー、Jの本当の誕生日を知ってますか?」っていうやつ。そう、それは12/25ではなかった。10月の初旬だ。12/25では寒すぎる、というかそんなの関係ない。なぜなら彼は飼い葉桶にいたわけではないから。彼は伝承されているようにベツレヘムで生まれたわけではない。Jはナザレで生まれた。だからナザレのイエスと呼ばれたんだ。彼が生まれたのは10月の秋のはじめだった。1:39 興味深いのは、現在の教会が祝っている、いわゆるイエスの誕生の始まり(beginning of the birth of Jesus)というやつだが、それによると彼が生まれたのは9月とされてる。だが実際には10月だ。12/25ではない。

※9月誕生説:https://www.gotquestions.org/was-Jesus-born-in-September.html

 

★Q4「私は64歳で、ACIMに出会ったばかりです。もっと早くにコースと出逢いたかったと思うけど、全く出逢えずにいるよりは良いですね。自分の年齢のため、ACIMの学習に費やせる年数は短いと感じています。何かアドバイスはありますか?」

1:45 ゲイリー:救済に偶然はない。あなたがコースを始めたのはまさにその時がきたからだ。そしてあなたにはまだ多くの時間がある。多くの人が90代まで生きるからね。そして多くの場合、コースはビギナーのためのものではない。何らかのバックグラウンド -- 赦すべき「何か」が必要だ(笑)。 だから、若い人やティーンエイジャーがコースに入ることは稀だといえる。多くの人はもっと歳をとってからコースに出会う。ケン・ワプニックによると、「十分な時間をかけて(赦しの)教室をセットアップしてから、残りの人生をそれを赦すことに費やす」って言い方をしてた。それが典型的なパターンだ。だからあなたが何歳かは関係ない。それに、いまコースを学んだほうが、若い時に学ぶより良い人生に繋がることだってある。1:46 いまを大切にすること。もっとも大事なのはコースを実践することだ。人生のどんな出来事に対しても。
64歳なら多くの思い出があるだろう。中には嬉しくない思い出もあるはずだ。そういうものに適用していくんだ。